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公民館のセキュリティ

公民館からテレビを繰り返し盗んだ男たちが逮捕された事件がありました。
盗まれたテレビは約20台ほど。リサイクルショップに持ち込んで換金していたということです。

公民館はセキュリティが厳重ではありませんのでこのような盗難事件がよくおこります。
壊れにくい扉や鍵がついていたり、防犯センサーや防犯カメラがついているということはまずありません。
まあ、そもそも現金や高価な金品のような守らなくてはならないものがおいてあることも少ないのでセキュリティが薄いのでしょう。
しかしだからといって泥棒の標的にならないというわけではありません。
リサイクルショップのような換金できる場所があればあとは盗むだけです。警備が手薄な公民館ならば次々と盗み出すことができます。泥棒にとってはちょろい侵入先だったのでしょう。

また、決まった時間に無人になるということが判っていると狙われやすいです。周囲に人通りが少なかったりするとなおさら泥棒にとっては好都合です。誰にも邪魔されることなくゆっくりと犯行に及ぶことができるのです。

このような狙われやすいポイントが多いところでは逆に狙われにくいポイントを増やしていくことが大切です。
侵入を感知するセンサーをつけたり、防犯カメラをつけたり。そしてもちろん、鍵で対策するのも大切なポイントです。
ガラス扉が使われているのであれば補助錠をつけたり、サムターンで鍵をあけられないようにするといいでしょう。

扉のこじ開け

とあるバイク用品店で店の扉がこじ開けられて現金400万円の入っている金庫が盗まれるという事件がありました。

そのお店では警備会社に登録して不審者が侵入した際には警報が作動するようになっています。
警察が駆けつけた時には従業員が出入りするための店の通用口がバールのようなものを使ってこじ開けられているあとでした。

この事件があった時にはお店の中には誰もいなかったそうです。
しかし、事件があった10分ほど前には清掃業者が立ち入って店内を清掃していたそうです。

また、事件が発生したのは深夜2時すぎのことだったそうです。
そして店内の清掃が終わった直後のことですから、もしかしたら犯人はお店の内部事情に精通した人間だったのかもしれません。
警備会社には入っているけど到着までに時間がかかること、金庫の中に大金を保管していることまで知った上での犯行だったのかもしれませんね。

お店が無人になる時間帯に金庫の中に高額の現金を保管しておくのはとても危険です。
金庫は一時的に保管しておくためのものと考えておいたほうがいいかもしれませんね。
なぜなら金庫も完璧ではないからです。鍵がしっかりかかっていても今回のように持ち去ってしまったらバールやドリルのようなものを使って何とか開けることができてしまいます。複数人で協力して運べば車まで持ち出すことくらいは可能です。

店舗を経営している人、特に個人経営の人は一度お金の保管について考えなおしてみてください。金庫のことや鍵のこと、お金の保管方法などについても改める必要があるかもしれませんね。

タクシー会社で

タクシー会社で金庫内の現金が盗まれた事件がありました。
約260万円ほどが盗まれてしまったそうです。
金庫の扉にも事務所の入口ドアにも鍵はかかっていました。しかし、バールのようなものでこじ開けられていたそうです。

260万という金額は決して少ない額ではありません。
このような大金は庫と部屋の施錠だけで守るのは不安です。
現にこのように鍵がかかっていても盗まれてしまうわけです。
バールひとつあればまんまと盗難に成功してしまうのです。

泥棒に入られても全く困らないし260万円盗まれたとしても大したことがないと思っているのであれば別に金庫だけでも構わないでしょう。
しかし、普通そのように思う人はめったに居ません。
また、現金だけの被害ではありません。
ドアが壊されてしまったのですからそれを修理しなくてはなりません。金庫も新しいものに買い換える必要があります。

この事件では現金だけでしたが泥棒によってはパソコンや机などを盗んでいくこともあります。
パソコンの中には顧客のデータも入っている可能性があり、被害はどんどん拡大します。

鍵をピッキングされない高性能なものにすることやドアを破られない丈夫なものにすること、そして防犯カメラの設置など、やれることはまだまだたくさんあります。
泥棒を絶対に入れないぞ!という意気込みで防犯対策をしてください。

近所づきあい

最近は郊外の方や田舎の方へも大型のショッピングモールができたりして高齢者や一人暮らしの人でも快適に便利に暮らせるようになってきました。
このように便利なお店が増えれば増えるほど、一人で十分生活できるようになります。
一人ぶんの食事を24時間開いている便利なコンビニやスーパーで買い求めることができるのです。

しかし、このような便利な社会が他の不便さを生み出しているのです。
一人で生活できる社会とはすなわち他の人からの助けがなくても生きていける社会です。
わからないことがあればインターネットで検索して調べることもできます。

こうして一人でなんでもできてしまうと人との関わりが煩わしく感じられてきます。
マンションの隣の人のことを何もしらなくても生活する上では不便がありません。

このようなコミュニティーの欠如というのは実は泥棒にとってはとても好条件なのです。
近所を空き巣や強盗が何食わぬ顔をして歩いていても住人は「怪しい人がいる」なんていうことに気が付きません。
近所に泥棒が侵入して屋根に登ったり塀をよじ登ったりしていても隣の家の人は「隣の人がなにか作業でもしているのかな?」くらいにしか思わないのです。

泥棒に狙われにくいまちにするためには近所の人たちの声かけはとても重要です。日頃から顔を合わせたら挨拶をするようにします。見慣れた人がいたら「なにかごようですか?」と声をかけるようにします。これだけでも泥棒は警戒をするようになるのです。